「友達と話しているだけなのに恋人が不機嫌になった」「異性がいる飲み会に行かせてもらえない」
このような恋愛関係における束縛はよく耳にしますよね。
好きな気持ちの裏返しであることはわかっていても、束縛されるとやはり息苦しさを感じてしまいます。
この記事では、束縛する人の特徴や心理、恋人に束縛をやめさせる方法などを解説します。
最後まで読んで、束縛のない穏やかな毎日を送ってくださいね。
恋愛における束縛とは
恋愛における束縛とは、相手の行動に制限を加えて自由を与えないことです。
ほかの人に取られるのではないかという不安や独占欲から起こります。
束縛されることで愛情を感じて嬉しいと思う人もいますが、基本的には息苦しく感じてしまうもの。
少しの束縛なら恋愛のスパイスにもなりますが、度を越してしまうとケンカや別れのきっかけになってしまいかねません。
どこからが束縛になるのか
束縛は愛情表現の一種ともいえるため「どこからが束縛になるの?」と相手との距離感に悩む人もいるでしょう。
明確な基準はありませんが、基本的には相手が行動を制限されて嫌だと感じたら束縛だといえます。
たとえば「交友関係を制限する」「頻繁に連絡を求める」「行動を監視する」など束縛はさまざまあり、どこから相手が不快に感じるかは人それぞれ異なるものです。
お互いの価値観を擦り合わせながら、心地良い距離感で付き合うのが大切です。
束縛する彼氏・彼女の特徴7選
束縛には明確な基準はなくとも、よく見られる特徴がいくつかあります。
ここでは、束縛する彼氏・彼女の特徴を7つご紹介します。
常に一緒にいようとする
束縛の特徴としてまず挙げられるのが、常に一緒にいようとすること。
一緒にいる間は自分が独り占めできるため、安心できるのです。
このタイプは相手の都合よりも自分が一緒にいたい気持ちを優先します。
そのため、平日の夜も週末の休みも、自分が空いている時間は全て一緒にいようとするのです。
閉鎖的な関係に陥りやすく、依存状態になりやすい特徴といえるでしょう。
行動を全て把握したがる
行動を全て把握したがるのも、束縛の特徴です。
自分が把握していないところで行動されることに強い不安を感じるため、恋人が何をしているのか常に把握できていないと気が済みません。
今日は家にいると言っていたのに急に出かけるなどの予定にない行動をとられることを嫌います。
束縛が激しくなると、GPSで常に監視するなど行き過ぎた監視をすることも。
付き合い始めは許せても、いつまでも続くと嫌になってしまうでしょう。
細かく連絡させる
次に挙げる束縛の特徴は、細かく連絡させることです。常に行動を把握していたいため、事細かな連絡を求めます。
- 一時間に一回は連絡する
- どこに行くのか
- 誰と行くのか
- 何時に帰るのか
上記のようにできるだけ詳細に連絡させようとするのが特徴です。
ちょっと連絡が遅れただけで、電話やLINEが山のように届くなんてことも。
マメなタイプではない人からすると、かなりウンザリしてしまうでしょう。
SNSをチェックする
SNSのチェックも、束縛する人によく見られる特徴のひとつです。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを常にチェックします。
世界中の誰とでも繋がれるため、どこの誰と繋がっているのかが不安になってしまうのです。
どんな投稿をしているかはもちろん異性をフォローしていないかも見られます。
異性の投稿に「いいね」をしているだけでも文句を言われ、見ないように強要されることもあるので注意しましょう。
スマホをチェックする
束縛が激しくなると、スマホを定期的にチェックされることも。
これは、異性との関係を強く疑うタイプが取りがちな行動です。
このタイプは「やましいことがないなら見せられるはず」という理論を振りかざしてきます。
しかし、やましいことがなくとも、誰にだって見られたくないことのひとつやふたつはあるはず。
酷くなると友人とのLINEをチェックされたり、家族以外の異性のアドレスを消すことを強要されたりするため要注意。
友達と遊ぶのを嫌がる
束縛する人は、友達と遊ぶのを嫌がる傾向があります。
とにかく自分を最優先にしてほしいため、自分よりも友達を優先していると感じるからです。
このタイプは、異性の友だちと遊ぶのを制限するだけでなく同性の友達と遊ぶ予定さえ嫌がることも。
「あの人とは付き合わないほうが良いんじゃない?」など、友人関係に口を出してくることもあります。
異性との関わりを絶たせようとする
異性との関わりを絶たせようとすることも、束縛する人によく見られる特徴です。
異性と話すだけ、連絡をとるだけでも浮気を疑ってきます。
学校や職場など、異性と関わらざるを得ない場所であっても、話しているだけで不機嫌に。
このタイプは異性との会話や接触を一切させないように仕向けてきます。
仕事の話をしているだけで嫌がることもあるため、同じ職場だとかなり厄介なタイプでしょう。
彼氏・彼女が束縛する心理とは?
誰しも頭では束縛は良くないことだとわかっていても、なぜ束縛してしまうのでしょうか。
ここでは、彼氏・彼女が束縛する心理について解説します。
自分に自信がないから
自分に自信がない人は束縛する傾向があります。
自分に自信がないから「もっと魅力的な人が現れたら心変わりしてしまうのでは…」と不安になるのです。
また、自己肯定感が低いあまり、恋人の周りにいる異性が魅力的に見えて心配になってしまいます。
恋人が安心させようとしても自分に自信がないため信じることができません。
容姿や能力など、コンプレックスが多いほど不安が強くなってしまいます。
ほかの人に取られることを恐れているから
束縛する人は、恋人をほかの人に取られることを恐れています。
恋人を魅力的だと感じているので、ほかの人に取られることを過剰に恐れ、ライバルを減らすために束縛してしまうのです。
ちょっと親しい異性の友人がいるだけで「好意があるのでは?」「取られてしまうかも」と邪推します。
これは独占欲が強い人に多く見られる傾向です。常に不安がつきまとうため、自分自身も疲れてしまうでしょう。
過去にトラウマがあるから
過去のトラウマが原因となって、束縛してしまうこともあります。
浮気をされたなどの辛い経験から「またほかの人に取られるのではないか」「また浮気されるのではないか」と必要以上に恐れてしまうのです。
人間不信に陥ってしまっているため恋人が時間をかけて不安を取り除いてあげる必要があります。
恋人に依存しているから
恋人に依存していると、束縛が激しくなる傾向があります。恋人がいないと生きていけないような心理状態になっているのです。
何よりも恋人を優先して考えているため一番束縛が激しくなるタイプといえるでしょう。
このタイプは「親しい友人がいない」「夢中になれる趣味がない」などの特徴があり、恋人に依存してしまいやすいのです。
束縛されやすい人の特徴
束縛は、基本的には束縛する側の心理状態によって起こります。
しかし束縛される側にも、束縛されやすい特徴を持っている人が少なくありません。
ここでは、束縛されやすい人の特徴について説明します。
隙がある
隙がある人は異性から狙われやすいため、恋人の不安を煽って束縛されやすいです。
隙がある人には、お酒が入ると開放的になる、ボディタッチが多いなどといった行動が見られます。
また、女性が露出の高いファッションをしている場合も、男性の視線を感じて心配になるでしょう。
恋人がいても受け入れてくれるのではと思わせてしまうため、こうした傾向がある人は注意しましょう。
交友関係が広い
交友関係が広いことも、束縛されやすい人の特徴です。
交友関係が広く社交的な人は異性にもモテるため、心配になってしまうのです。
また、交友関係が広いとそれだけ多くの人と接する機会が増えます。
それが同性ならまだしも、異性との出会いが多いとより心配されやすいです。
コミュニケーション能力が高いことは長所ですが、恋人に束縛されるきっかけになることは覚えておきましょう。
断るのが苦手
断るのが苦手な人も、束縛されやすい傾向にあります。
誘われると断れないタイプの人は異性からの誘いも断れないのではと思われてしまうからです。
特に飲み会などでは、お酒が入ることによって判断力が低下するため、余計に心配になります。
浮気の前科があるわけではなくとも、断りきれずに流されてしまうのではないかと不安にさせてしまうのです。
日頃から断るべきことはしっかりと断る姿を見せることで、少しでも安心させられるでしょう。
外見が良い
外見が良い人は異性から好意を寄せられやすいため、恋人から束縛されてしまいます。
しょっちゅう告白されたり、ナンパされたりするような場合、さらに束縛が激しくなるでしょう。
特に恋人と自分が釣り合っていないと感じていると、釣り合いが取れる異性に取られてしまうのではと不安になります。
彼氏・彼女に束縛をやめさせる方法
束縛をやめさせたいと思っても、恋人との関係を考えるとなかなか言い出しにくいですよね。
しかし、我慢を続ける関係は本当に幸せな関係とはいえません。
そこでここでは、彼氏・彼女に束縛をやめさせる方法を紹介します。
相手の話を聞いて受け止める
束縛をやめさせたいなら、まずは相手の話をしっかりと聞きましょう。
その際「何が不安なのか」「どんなことに不満があるのか」を具体的に聞くこと。
漠然とした不安も言葉にすることでよりはっきりと認識できるようになります。
聞いたうえで「そんなこと言われても困る」と突き放すのではなく、一度受け止めてしっかりと考えることが大切です。
そうすることで「自分のことをちゃんと考えてくれているんだな」と安心させることができます。
自分の気持ちをしっかり伝える
相手の気持ちを聞いたら、自分の気持ちもしっかりと伝えましょう。
あくまで目的は束縛をやめさせることであるため不安を煽るようなことは言わないように注意してください。
相手を安心させつつ「信用されていないようで悲しい」「いかに相手のことを想っているか」を重点に伝えると良いでしょう。
しっかりと気持ちを伝えることで「こんなに辛い想いをさせていたんだ」と理解してもらいましょう。
褒めて自信をつけさせる
相手を褒めて自信をつけさせることも、束縛をやめさせるためには有効です。
特に自己肯定感が低い相手の場合は、褒めて自信をつけさせると束縛が減る可能性があります。
好きになって付き合った相手なのだから、褒めるところが少なからず見つかるはずです。
細かなところでも良いので、日頃から「どこが好きか」「どんなところを尊敬しているか」をはっきり言葉で伝えてください。
ただ、思ってもいないことを褒めるとバレて逆効果になるため、あくまで本心で思っていることだけを伝えましょう。
愛情表現をする
束縛は不安な気持ちが引き金になっていることが多いため、不安を解消するために愛情表現を適度にすることが大切です。
特に女性は愛情表現を求める傾向にあるため、日頃から言葉でも態度でもしっかりと愛情表現をしましょう。
いかに相手のことが好きかを伝え、スキンシップをこまめにすることで、不安な気持ちを少しでも解消させることができます。
愛情表現をすることが照れくさくても、相手に伝わるようにできるだけストレートに表現しましょう。
ルールを決める
あまりに束縛がキツいなら、話し合ってルールを決めると良いです。
お互いの気持ちを確認し合ったのなら、上手く妥協点を探ってルール化することで束縛を軽減できます。
たとえば「1時間に1回連絡して」と言われているなら「3時間に1回連絡する」「仕事中は考慮する」など具体的に決めるのです。
お互いが納得して決めたことなら守りやすいもの。たとえ泣きつかれても「これ以上は譲れない」という基準を作りましょう。
束縛のない良い関係を築こう
この記事では、彼氏・彼女に束縛をやめさせる方法について紹介しました。
束縛する気持ちは好きだからこそ起こるもの。
しかし、やはり度が過ぎると健全な関係ではなくなってしまいます。
ぜひ、この記事で紹介した「束縛をやめさせる方法」を参考に恋人と良い関係を築いてくださいね。