芸能界でもたびたび話題になる「年の差カップル」。
何歳からを年の差カップルというのか、また年の差カップルのメリット・デメリットが気になりませんか？
本記事では、年の差カップルの定義や実態に触れながら、年の差カップルのメリット・デメリットや年の差カップルが上手くいくコツ、年の差カップルの体験談を紹介します。
年の差カップルの方や、年の差カップルに憧れている方はぜひ参考にしてみてください！
年の差カップルって何歳差から？
実は「〇歳以上離れていれば年の差カップルと言う」といった明確な定義はありません。年齢差がいくつであれ、同い年でない限りは「年の差カップル」です。
ただし、一般的に年齢差が5〜6歳以上のカップルを特に「年の差カップル」と呼ぶ傾向にあります。
大人になると年齢差を実感しにくいですが、子ども時代に立ち返って考えると、5歳以上の年齢差はかなり大きく感じるもの。
下記の表は、片方が小学1年生の場合、もう片方の学年を表したものです。
片方が小学1年生の場合、もう片方は……
| 5歳差 | 小学6年生 |
| 6歳差 | 中学1年生 |
| 7歳差 | 中学2年生 |
| 8歳差 | 中学3年生 |
| 9歳差 | 高校1年生 |
| 10歳差 | 高校2年生 |
上記の表を見ると、5歳以上年の差があればジェネレーションギャップが生まれやすく、年齢差が二人の関係に与える影響も大きそうです。
7歳差以上のカップルは全体の1割！意外と多い年の差カップルの割合
では、実際に年の差カップルは世の中にどのくらいいるのでしょうか。
上記の円グラフは、2021年に婚姻（初婚）した夫婦の年齢差を「夫年上」「夫婦同年齢」「妻年上」の3つに大別したものです。
年齢差にかかわらず、同年齢でないカップルを「年の差カップル」と定義した場合、2021年に結婚した夫婦のうち約8割が年の差カップルであることがわかります。最も多いのは、夫が年上の夫婦です。
ちなみに「夫年上」の夫婦の年齢差で最も多かったのが「1歳差」、次に多かったのが「7歳以上」です。
「夫が7歳以上年上の夫婦」は全体の約10％。皆さんが想像するよりも、年の差カップルは案外多いことがおわかりいただけたのではないかと思います。
年の差カップルのメリット【男性が年上の場合】
年の差カップルの方や、年の差カップルに憧れている方にとって、年の差カップルのメリット・デメリットは気になるところでしょう。
まずは「男性が年上の年の差カップル」のメリットを3つ紹介します。
年の差カップルのメリット【男性が年上の場合】
経済的な余裕がある
男性が年上の年の差カップルの場合、経済的な余裕が生まれることが多いです。なお、このメリットは、どちらかというと年下彼女から見たものでしょう。
年上彼氏は、彼女の同年代よりも年齢が高いぶん、収入も高い傾向があります。デートなどでリッチな思いができる可能性が高いです。
男性が彼女に尽くしたいタイプの場合、自身の経済力で彼女に良い思いをさせてあげられることが、自信や満足感に繋がるメリットもあります。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
同年代よりお金もあるし、色んなことを知っているので安心できます。（30代女性）
お互いに自慢のパートナーになれる
男性が年上の年の差カップルは、お互い自慢のパートナーになれます。
彼氏にとっては「若くて可愛い彼女」、彼女にとっては「包容力があって頼れる彼氏」といった具合です。
男性は年下女性を好み、女性は年上男性を好む傾向があるため「年上彼氏×年下彼女」の組み合わせは、周囲からも羨ましがられることが多いでしょう。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
女性はかわいがってもらえるため嬉しいし、男性は同性に自慢したいと思っているようです。（30代女性）
喧嘩になりにくい
年の差カップルは、喧嘩になりにくいのもメリットです。
もちろん個人差はありますが、一般的に、男性よりも女性のほうが精神年齢が高いと言われています。
そのため「年上彼氏×年下彼女」の組み合わせは、実年齢に差があっても精神年齢が同じくらいなことがあるのです。精神年齢が同じくらいであれば、喧嘩になりにくいでしょう。
年齢差が大きい場合、年下彼女のわがままはむしろ可愛く思えるもの。同年代のカップルであれば、喧嘩になりそうな彼女のわがままも年上彼氏が受け入れてくれるのです。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 良い意味で「言っても分からないかな」という思いがあるので、激しい喧嘩になりません。（40代男性）
- 多少のわがままでも聞いてくれるし、ケンカをしてもすぐ仲直りできる良さがあります。（40代女性）
- 精神的に幼さを感じないので一緒にいて安心感があって頼りがいもあるのがメリットです。（40代女性）
年の差カップルのメリット【女性が年上の場合】
女性が年上の年の差カップルの場合、以下の4つのメリットがあります。
年の差カップルのメリット【女性が年上の場合】
落ち着いた恋愛ができる
年上女性×年下男性の組み合わせのカップルは、比較的落ち着いた恋愛ができます。
なぜなら、年上女性は若い女性のように嫉妬したりわがままを言ったりしない傾向があるからです。
これは人生経験を積み、心の余裕が生まれている年上女性ならではのメリットといえます。
仕事への理解がある
年上女性は人生経験が長いぶん、仕事への理解もあります。
そのため、若い女性のように「仕事と私、どっちが大切なの？」と怒ることも少ないでしょう。
また、責任ある立場にいる年上女性ならさらに仕事への理解度も高いはず。
年齢にもよりますが、相手の女性が40代以上の場合「仕事は男性に任せて、自分は家のことをしたい」と考える人もいます。
仕事をバリバリこなしたいけど、恋愛も頑張りたいという年下男性の気持ちを理解してくれるでしょう。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 結婚して、私の仕事がものすごく忙しかったのですが、子供ができても気丈に子育てをして家庭を守ってもらえたことに感謝しております。（60代男性）
男性が甘えられる
女性が年上の年の差カップルの場合、男性が女性に甘えられることもメリットのひとつです。
一般的に、カップル内では女性が甘えるものというイメージがありますが、包容力のある年上女性は、年上男性を甘えさせてくれます。
仕事で疲れたとき、癒されたいとき、嫌なことがあったときなど、ただ甘えさせてくれる年上女性は、年上男性にとって大きな存在となるでしょう。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 姉さん女房的なところがあり、いろんなことで守ってくれるようなところがあります。（60代男性）
- 少しは妻の方が人生経験が長いのである程度妻に任せていられる部分があります。（40代男性）
気持ちが若返る
年上女性にとっては、年下男性と付き合うことで気持ちが若返ることもメリットのひとつです。
若さゆえのストレートな愛情表現や、駆け引きのない恋愛など、年下男性との恋愛は、同年代以上の男性では感じられないピュアさを感じられます。
昔に戻ったような気持ちで、恋愛を楽しめるでしょう。
年の差カップルのデメリット【男性が年上の場合】
続いて、年上男性×年下女性カップルで考えられるデメリットを見ていきましょう。
年の差カップルのデメリット【男性が年上の場合】
ジェネレーションギャップが生まれる
男女どちらが年上の場合でも、年の差カップルのデメリットとしてジェネレーションギャップは避けて通れません。
例えば、6歳差の年の差カップルの場合、彼女が小学1年生のとき彼氏は中学1年生。当然、観てきたアニメや遊び、知っている芸能人、当時の流行などは変わってきます。
日常生活の中で噛み合わないことが出てきてもおかしくないのです。
流行であれば、ジェネレーションギャップがあってもそこまで問題ないですが、年齢差が広がれば広がるほど「常識」にもギャップが生まれる可能性があります。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 自分の世代の音楽やアニメ、映画の話がほとんど噛み合いません。12歳の歳の差があるとなかなか「あーあれ流行ったよね」とはならず、知らないことが多いです。（30代女性）
- たまにテレビなんかを見ていても少しジェネレーションギャップがあります。（20代男性）
- （年の差カップルのデメリットは）青春時代に聞いていた歌手が違うことです。さほど気にならないだろうと思っていましたが、意外に盲点でした。カラオケに行っても好きな曲があまりに噛み合わず、楽しくありません。だから一緒にカラオケには行きません。（40代女性）
結婚や退職などのタイミングが合わないことがある
年の差カップルは、結婚や出産、退職などのタイミングが合わない可能性があるのもデメリットです。
例えば、年下彼女は就職したばかりでまだ仕事をがんばりたいけど、年上彼氏は結婚（出産）して仕事を辞めてほしいと思っているといったことが考えられます。
結婚・出産のタイミングは、同年代のカップルでも難しいもの。年の差カップルの場合、お互いの理想的なタイミングにズレが生じる可能性がより高くなります。
そのほかにも、子どもが高校・大学進学のタイミングで男性（年上夫）が定年退職を迎え、子どもの学費が負担になるといったこともあるでしょう。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 老後のことを考えると、先にどちらかが退職したり、他界して、残された人の時間が長くなりがちです。（40代男性）
周囲から反対されることがある
年の差が大きくなればなるほど、周囲から反対される可能性があるのも年の差カップルの辛いところです。
特に、家族や親戚から反対された場合は、お付き合いだけでなく結婚も反対されるため、先が思いやられます。
ほかにも、友人から見た目の年齢差を揶揄されたり「親子みたい」と言われたりする辛い目に遭う可能性もゼロではありません。
年の差カップルの実際の声（シュガーダディ独自調査より）
- 母親に年上の人に騙されているのではないかと心配されました。説得するより会ってもらったほうが早いのでそれで解決しました。（40代女性）
- 反対というか、親に心配されました。でも、自分達の気持ちを貫きました。（40代男性）
- 年の差があって結婚すると、そのことを悪く言ってくる人は必ずいます。（40代男性）
年の差カップルのデメリット【女性が年上の場合】
女性が年上の年の差カップルの場合、以下の2つのデメリットが考えられます。
年の差カップルのデメリット【女性が年上の場合】
結婚のタイミングが合わない
男性が年上の場合と同じように、女性が年上の年の差カップルでも結婚のタイミングが合わない可能性があります。
例えば、年上女性は早く結婚したいけど、年下男性はまだ結婚したくないといった状態です。
女性は、妊娠・出産のことを考えると早めに結婚したいと考えがちです。
一方、男性は「まだ遊びたい」「家庭に縛られたくない」という思いから、若いうちに結婚するのは嫌がる人が多い傾向にあります。
このような男女の考え方の違いが、年の差カップルだと顕著に表れやすいのです。
年下男性の浮気が心配になる
年上女性にとって、若い年下男性がモテないか・浮気しないかどうかは悩みの種でしょう。
特に、年上男性が若ければ若いほど周囲の人も若く、独身の割合が高くなるため、浮気の心配が大きくなります。
【体験談】年の差カップルの出会いのきっかけや円満の秘訣を解説
シュガーダディが独自に行ったアンケートからわかった年の差カップルの出会いのきっかけや円満交際の秘訣を紹介します。
年上男性×年下女性カップル3組、年上女性×年下男性カップル3組の体験談です。
【体験談】年の差カップルの出会いのきっかけや円満の秘訣を解説
【年上男性×年下女性】年の差12歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年下女性（33歳）
マッチングアプリで知り合い、昨年（2022年）に結婚しました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年下女性（33歳）
女性は男性にしっかり甘えることです。また、甘えた際は男性の頼れるところを具体的に褒めることが大事だと思います。
男性は同性への自慢はほどほどにするのが良いかなと。女性をリードできることが多いぶん、ときには女性に弱みを見せることも大切ですね。
【年上男性×年下女性】年の差9歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年下女性（42歳）
マッチングアプリで写真をみて、優しそうな方だと思い、やり取りを始めました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年下女性（42歳）
プライドを傷付けないように相手を立てて、話を聞いてすごいと褒めてあげる事や家で美味しい料理を作ってあげたり、仕事で疲れたでしょと、労ってあげる事がとても大切だと思います。
世代間のギャップはインターネットで調べれば大体の事は出てくるので、興味を持って調べたりすると、話のネタができて、会話が弾むかと思います。カラオケで知らない歌を歌っていても、いい歌だねなど、しっかり聞いて褒めたり、どんな歌手か質問したりするといいかと思います。
【年上男性×年下女性】年の差9歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年上男性（46歳）
同じ職場で、自分が先に就職しており、相手が後から入ってきました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年上男性（46歳）
周囲には必ず悪く言う人がいるので、そういう人のことは気にしないことも含めて、周囲からどう見られるか、思われるかについて、気にしないことです。
また、興味や趣味が異なるのは自然なことなので、無理に合わせようとせず、その違いを楽しむことも大切です。
先のことを心配し過ぎず、今を楽しむ気持ちを持つと良いと思います。
【年上女性×年下男性】年の差10歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年下男性（28歳）
元々同じ職場で働いていました。お互い社員として働いていました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年下男性（28歳）
姉さん彼女の方が意外と丸く収まると思います。
男と女のバランスもとれますし、言いたいこともお互いに言い合えるのがこの歳の差カップルだと思うので、私は結構お勧めします。
【年上女性×年下男性】年の差13歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年下男性（45歳）
今現在も働いている職場で、私が正社員、妻が派遣社員で知り合いました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年下男性（45歳）
年齢差でどうしても話が合わないときはお互いの話をきちんと聞くようにし、否定せず理解するように努力した方がいいと思います。
また、体力的にも違いが出てくるので相手に合わせる、待ってあげることも大切だと思います。
【年上女性×年下男性】年の差7歳のカップル
Q. 出会いのきっかけを教えてください。
年下男性（67歳）
会社の上司が紹介してくれました。見合いをして気に入ったので付き合い結婚しました。
Q. 年の差カップルが円満交際するためのコツを教えてください。
年下男性（67歳）
結婚した場合、基本的にはどんなカップルも最初の3年ぐらいは恋愛感情がありますが、それが過ぎると相手の欠点が見えるようになって、違和感が発生します。
特に歳の差があると、例えば男性の場合は若い子に目が入ってしまいます。そうならないためにはお互いが、尊敬できる部分をちゃんと見出して育てることが大切かと思われます。
年の差カップルが上手くいくためのコツ
年の差カップルが円満にお付き合いを続けるには、実は「年の差を意識しすぎないこと」が大事。
具体的なコツを3つ紹介するので、年の差カップルの方はぜひ実践してみてください！
年の差カップルが上手くいくためのコツ
年の差による役割を固定しない
年の差カップルが円満にお付き合いをするには「年上が奢るべき」「年下が気を使うべき」といった年の差による役割を固定しないことが大切です。
年齢差に固執しすぎると、常に「年上／年下らしくしなければいけない」という考えが抜けず、窮屈な関係になります。
たまには、年下が奢ったり、年上が甘えたりと年齢差を気にせず、お互いの気持ちに素直に行動してみましょう。
お互いの価値観を尊重する
先述のとおり、年齢差が大きいほどジェネレーションギャップが生まれやすいです。
同年代カップルであっても、育った環境が違えば価値観も異なります。年の差カップルは、育った環境に加えて、育った年代が違うことも念頭に置き、お互いの価値観を尊重するように心がけましょう。
年上にとっての「常識」が、情報がアップデートされ年下にとって「非常識」になっていることもあるでしょう。
価値観や常識に違いが出たときは、なるべく相手を尊重し、ときには話し合ってお互いの妥協点を見つけるようにしましょう。
自分磨きを怠らない
自分磨きを怠らないことも、年の差カップルにとって大切です。
特に男性が年上の場合、女性の若さに魅力を感じていることも多いため、自分磨きを怠ると、より若い女性に目移りする可能性もあります。
年上男性も自分磨きを怠ってはいけません。付き合った当初は「かっこいい」と思われていても、自分磨きを怠ったまま年を重ねれば、おじさん扱いされるかもしれません。
お互いにフレッシュな姿を見せられるよう、スキンケアや体型管理、ファッションなどに気を配ることを忘れないでくださいね。
年の差を気にせず恋愛を楽しもう！
年の差カップルの実態やメリット・デメリットを紹介しました。
年の差があることで、同年代カップルでは出てこない悩みに遭遇することもあるでしょう。
しかし、年齢差に縛られすぎずお互いの価値観を尊重していれば、きっと良い関係を築けます。
本記事で紹介した年の差カップルの体験談や、円満交際のコツを参考に、ぜひ順調なお付き合いを続けてくださいね。
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