カリスマ性とは、多くの人を惹きつける魅力のようなものを指します。身近な存在や芸能人に対して「あの人はカリスマ性がある」と感じたこともあるでしょう。
自分には縁遠いものだと思うかもしれませんが、カリスマ性は後天的に高められるスキルのひとつです。
本記事ではカリスマ性の基本から、カリスマ性を持つ人の特徴、身につける方法まで触れていきます。より魅力的な自分になるための参考としてください。
カリスマ性とは何か
さまざまな場面で語られる「カリスマ性」という言葉は、どのように定義された言葉なのでしょうか。まずはカリスマ性の意味・定義について解説します。
言葉としての「カリスマ」の意味
「カリスマ」とは、ギリシャ語を由来とした言葉であり、本来は奇跡や予言を行うため、神から授かった特殊な能力を指す言葉でした。
原始キリスト教で使われていた言葉であり、超自然的な能力を持つ人を指す言葉だったとも考えられます。
しかし現在使われている「カリスマ性」とは「多様な人を惹きつける魅力・素養を持つ者」の意味が一般的です。
魅力の内容についても、仕事の手腕であったり美術や音楽など、アーティスティックな才能であったりとさまざまです。
現在使われている「カリスマ性」については、広義の意味がメインであり、厳格な定義はないと考えても良いでしょう。
カリスマ性は良くも悪くも人を惹きつける
人を惹きつける魅力・素養を持つということは、人より目立つ存在になることともいえます。このことから、カリスマ性がある人は第三者からの好き嫌いがわかれやすい傾向が見られます。
まるでアイドルに接するように好意を持つ人がいる反面、変わり者として敬遠されることもあるのです。人を惹きつける存在感があるからこそ、たくさんの人から感想を持たれるということですね。
接する人が多くなれば、さまざまな反応が起こることは必然といえるでしょう。カリスマ性がある=万人に好かれるわけではないという点は知っておいてください。
カリスマ性がある人の特徴は?
周りを惹きつける魅力がある人には、一定の共通項があると考えられます。ここではカリスマ性がある人の特徴について見ていきましょう。
どんなときも冷静
カリスマ性がある人は、思いがけない事態に遭遇した場合でも冷静さを失いません。慌てていても事態を収拾できないとわかっているからこそ、どんなときでも冷静でいられるのでしょう。
無駄に感情的にならずスマートな行動をとれるため、周りからは非常に頼もしく見えます。
すぐに必要な行動を思いつかない場合でも、冷静さを失わない人が現場にいることは大切なポイントです。周りが冷静さを取り戻すきっかけになってくれるでしょう。
決断力・行動力が高い
決断力や行動力が高いため、チャンスをしっかりと生かすことができます。
また些細なことでも全力を傾けるため、想定外の成果を出すこともあるでしょう。愚痴や不満を言う前に動き出すため、ストレスを溜め込まない点も特徴だといえます。
いつでもパワフルに動き、周りを巻き込む姿はとても魅力的なのではないでしょうか。
自信に満ちている
カリスマ性がある人は自分に自信を持っています。自分自身を肯定できるため、考えやスタイルが揺らぐこともありません。
たとえば、いつも自虐や愚痴ばかりで、縮こまっているような人を魅力的だとは思えませんよね。
反対に、自分に自信を持っている人は周囲に前向きでポジティブな印象を与えられます。周りの人に安心感を与えることもできるため、ますます人を惹きつけることになるでしょう。
精神的に自立している
カリスマ性がある人は、精神的に自立している点も大きな特徴です。周りの人に依存することなく、自身の価値観や考えだけで、さまざまなことを判断し物事を進めていけるでしょう。
なお、精神的に自立しているとフットワークも軽くなります。そしてビジネス・プライベートを問わず、迅速な判断や行動は成功に必要な要素のひとつです。
カリスマ性がある人に成功者が多いのは、精神的な自立からくるフットワークの軽さも関係しているかもしれません。
品のある言動
カリスマ性を持つ人の多くは、上品さも兼ね備えています。正しい言葉遣いや上品な所作は、周囲に好感を持たせるでしょう。
反して、乱暴な言葉遣いや横柄な態度が受け入れられるのは、ごく狭い範囲のコミュニティ内だけです。
そのため、カリスマ性がある人は日常から上品さを忘れません。言葉遣いはもちろん、所作の一つひとつがスマートで美しいからこそ「憧れの人」になれるのです。
華やかさがある
カリスマ性がある人の特徴において、外せない点が「その人だけの華やかさ」です。
ここでいう華やかさとは、外見の美醜だけを指すものではなく人を惹きつける魅力・素養そのものを指します。一例は以下のようなものが挙げられるでしょう。
- 仕事ができる
- 物知りである
- おしゃれである
- 何らかの特化したスキルがある
特化スキルにおいては、美術や音楽などアーティスティックなものから、仕事上のスキルやセンスなど非常に多岐にわたります。
また、自身が持つ華やかさを常に高めようとしている点も特徴のひとつです。
カリスマ性を高める・身につける方法
カリスマ性は後天的に身につけることが可能なスキルのひとつです。ここではカリスマ性を高める方法を紹介します。
自分を好きになり自信をつける
カリスマ性を高めるには、自分に自信を持つことが必須といえます。
自分に自信をつけるために有効な方法は、成功体験を積むことです。大きな成功体験である必要はないため、まずは日常的に小さな目標を達成していきましょう。
たとえば「いつもより早起きをしてみる」「小さなタスクに時間制限を設けてみる」「いつもとは違う髪型にチャレンジしてみる」など。自分にとって簡単だと思える程度の目標でOKです。
日々の小さな目標を達成していくことで、自己肯定感を高められるでしょう。そして自分を肯定できるようになることで、自然に自信を持てるようになるのです。
知識・マナーを学ぶ
カリスマ性がある人は言葉遣いや所作が上品であると紹介しました。この上品さを身につけるには知識やマナーを学ぶことが大切です。
読書やセミナーなどを受けることで、自分自身をアップデートしていきましょう。
学ぶべき知識・マナーが思いつかない場合は、カリスマ性を持った人をお手本にする方法もおすすめです。
身なりに気をつける
カリスマ性を高めるには、身なりに気をつけることも大切なポイントです。どれだけ魅力的な内面を持っていても、清潔感がなければがっかりされてしまいます。
髪型や服装に気をつけることはもちろん、スキンケアや爪の長さなど、細かな点まで意識することが大切です。
周りとの差別化を図るため、自身のキャラクターに合わせた服装を選択してみるのもアリでしょう。大前提となる、清潔感を損なわないことは常に意識してください。
話すときは相手の目を見る
カリスマ性を高めたいのであれば、会話中は相手の目を見るよう意識しましょう。しっかりと目を合わせて話した相手のことは印象に残るものです。
また「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、アイコンタクトもコミュニケーションを進めるうえで重要な要素になります。目配りをうまく使うことで、自分自身を相手に強く印象付けることが可能です。
ただ、目ばかりをじっと見つめてしまうと「怖い」と思われる可能性もあります。まずは友人など親しい人と練習してみましょう。
カリスマ性を高めることでモテの実感も
カリスマ性がある人になれば、周りから注目を集めることが可能になります。そして人を惹きつけられるようになれば、異性と出会うチャンスも高まります。
嬉しいことにカリスマ性は後天的に鍛えられるスキルです。仕事やプライベートでもっと輝きたいと考えるのであれば、できることからチャレンジしていきましょう。
おすすめは、まず自分自身を好きになり自信をつけることです。日常の小さな目標を達成しながら、カリスマ性も高めていきましょう。